東証、午前終値2万8916円 材料欠き一進一退

 23日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は一進一退の値動きとなった。米国の早期利上げ観測がいったん後退し、投資家心理が改善したことで買い注文が入る一方で、他の買い材料に欠いて当面の利益を確定する売りが出て、下げに転じる場面もあった。

 午前終値は前日終値比32円55銭高の2万8916円68銭。東証株価指数(TOPIX)は5・49ポイント安の1954・04。

 米長期金利の上昇が一服し、ダウ工業株30種平均など主要3指数がそろって上昇。23日の東京市場も取引開始後は流れを受け、上げ幅は一時100円を超え、節目の2万9000円台を回復する場面もあった。


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