「偉大な大国」とロシア大統領 対独開戦80年で演説

22日、モスクワ・クレムリン宮殿脇にある戦没兵士をまつる「永遠の火」に献花するプーチン・ロシア大統領(ロシア大統領府提供、タス=共同)

 【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は22日、ナチス・ドイツが1941年6月22日にソ連を突然攻撃した対ドイツ戦争の開始から80年を迎えたことを受け、モスクワのクレムリン宮殿脇の戦没兵士をまつる「永遠の炎」に献花し「ロシアは偉大で強力な大国であり続ける」と表明した。

 プーチン氏は高齢の戦争参加者らを前に「ナチス・ドイツはわが国民を壊滅しようとし、生き残った者からは母国語、伝統、文化を奪い奴隷にしようとした」と演説。「これほど残虐なジェノサイド(民族大量虐殺)を歴史は知らない」と主張した。

 第2次大戦は39年にドイツとソ連がポーランドに侵攻し始まった。


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