国、赤木ファイルを妻側に開示 分量500ページ超、森友問題

佐川宣寿氏

 森友学園の国有地売却問題を巡る財務省の決裁文書改ざんで2018年3月、自殺に追い込まれた近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=が改ざんの過程をまとめた「赤木ファイル」が22日、妻雅子さん(50)側に開示された。財務省理財局長だった佐川宣寿元国税庁長官(63)から、国会答弁を踏まえた上で決裁文書を作成するよう直接指示があったことがうかがえる財務省から近畿財務局へのメールが含まれていた。

 備忘記録には、佐川氏の名前を挙げ「局長への説明過程や、同局長からの指示などの詳細が財務省からメールで投げ込まれてくるのが実態」とされていた。


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