米下院、台湾平和安定法案を提出 超党派で支援強化へ

 【ワシントン共同】米下院の民主、共和両党の超党派議員は17日、米国の台湾支援強化を目指す「台湾平和安定法案」を提出した。台湾の国際機関への参加拡大や米台間の経済関係促進、中国に対する台湾の抑止力強化に向けた方策が盛り込まれた。

 米議会では、覇権主義的な中国への懸念と台湾支援の重要性が共通認識として広がっている。法案を提出した民主党のベラ議員は声明で「台湾の民主主義への支援と中国の増大する挑発行為への対抗姿勢を再確認できた」と超党派で法案をまとめたことの意義を強調した。

 法案は台湾の国際機関への参加拡大のため、省庁間の戦略を策定するよう国務省に指示した。


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