二階幹事長、安倍氏迎え新議連 主導権確保へ関係アピール

町内会を支援する議員連盟の会合であいさつをする自民党の二階幹事長(左)。右は安倍前首相=17日午後、東京・永田町の党本部

 自民党の二階俊博幹事長は17日、町内会を支援する議員連盟を設立し、安倍晋三前首相を名誉顧問に迎えた。二階氏は15日に発足させた別の議連でも安倍氏に最高顧問を要請。秋の党役員人事を見据え、党内に影響力を持つ安倍氏を取り込んで主導権確保を図る。

 議連は「自治会・町内会等を応援する会」で、自民党議員約120人が入会した。党本部で初会合を開き、安倍氏は「日本の基礎単位である自治会、町内会を応援したい」とあいさつした。議連活動を足場に、近づく衆院選に向けて自治会や町内会との関係を深めたいとの思惑がある。


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