防球ネット事故で調査開始 宮城児童死傷、弁護士ら

宮城県白石市役所で開かれた、調査委員会の初会合=16日午前

 宮城県白石市立白石第一小で防球ネットの木製支柱が折れ、男子児童2人が死傷した事故で、市教育委員会が設置した調査委員会の初会合が16日、市役所で開かれた。弁護士や建築士ら計5人で構成され、今後必要に応じ現地調査や教職員への聞き取りを進める予定。

 会合は冒頭のみ公開され、市教委の半沢芳典教育長が「二度とこのような事故を起こさないために、教委や学校が何をすべきか答申いただきたい」とあいさつした。この日は事故の経緯など基本的な内容を共有した。

 委員長に選ばれた宮城教育大教職大学院の本図愛実教授は終了後、「再発防止を念頭に、できる限り早く答申したい」と話した。


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