みずほシステム障害、社長ら処分 報酬減額、記者会見で説明へ

記者会見の冒頭で相次いだシステム障害について陳謝するみずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長(左から2人目)とみずほ銀行の藤原弘治頭取(同3人目)ら=15日午後、東京・丸の内

 みずほフィナンシャルグループ(FG)は15日、みずほ銀行のシステム障害の責任を明確にするため、坂井辰史社長の役員報酬を6カ月間、50%減額すると発表した。みずほ銀行の藤原弘治頭取ら10人の役員報酬も減額する。坂井氏は東京都内で記者会見し、相次いだシステム障害について「お客さまと関係者に迷惑と心配をお掛けした。改めて深くおわびする」と陳謝した。

 坂井氏以外の報酬削減は全て4カ月間で、藤原氏の減額率は50%、システム担当の石井哲みずほ銀行副頭取(みずほFG取締役)は40%、両社とIT子会社の役員計8人は20〜10%。石井氏は、みずほFG取締役を6月で退く。


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