滋賀県立大元教授の姜徳相氏死去 関東大震災の朝鮮人虐殺研究

姜徳相氏

 関東大震災時の朝鮮人虐殺の研究で先駆的な役割を果たした滋賀県立大名誉教授の姜徳相(カン・ドクサン)氏が12日、悪性リンパ腫のため東京都の病院で死去した。89歳。現在の韓国慶尚南道咸陽郡出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は長男祐成(ゆうせい)さん。家族が明らかにした。

 早稲田大卒。一橋大教授を経て滋賀県立大教授に。2005年に開設した東京都港区の在日韓人歴史資料館の初代館長も務めた。(共同)


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