イケア、食器9万6千個を回収 高温で破損も、環境配慮の商品

イケア・ジャパンが自主回収を決めた食器「ヘロイスク」と「タルリカ」(同社提供)

 スウェーデン家具大手のイケア・ジャパン(千葉県船橋市)は18日、商品名「ヘロイスク」と「タルリカ」のコップや皿が高温で破損し利用者がやけどをする恐れがあるとして、自主回収すると発表した。19年半ばから出荷しており、国内で販売済みの約9万6千個が対象。

 イケアは世界各地で約248万個を売り、100件を超す破損が確認されているが、日本では報告がないという。

 同社によると、商品は環境に配慮し工業用のトウモロコシから作った。半年ほど使い続けると、料理や飲み物の熱で壊れる可能性がある。

 購入者には返品に応じ、全額返金する。問い合わせは(0120)151870。 


  • LINEで送る