台湾、防疫レベル引き上げ 感染急増、拡大抑え込みへ

15日、商品がほぼなくなった台北市のスーパーの棚(共同)

 【台北共同】台湾の陳時中衛生福利部長(衛生相)は15日、台北市で記者会見し、新型コロナウイルスの感染者が14日に185人確認されたとして、台北市と新北市の防疫レベルを即日引き上げると発表した。外出時の常時マスク着用を義務付け、一つの部屋に5人以上が集まることも禁止した。28日まで。

 台湾では入境者以外の感染確認が急増している。昨年以降の感染対策の成功が国際社会の評価を押し上げた一因となっているだけに、蔡英文政権は厳しい防疫策を敷くことでさらなる拡大を抑え込みたい考えだ。


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