空手で初の女性強化トップ 形の元世界女王、宇佐美氏

全日本空手道連盟の選手強化委員長に就任した宇佐美里香氏=15日、東京都江東区

 全日本空手道連盟(全空連)は15日、東京都内で理事会を開き、竹刀を使った練習で東京五輪代表選手を負傷させたとして選手強化委員長を解任された香川政夫氏の後任に、形の元世界女王の宇佐美里香氏(35)を選んだ。全空連では初となる女性の強化トップ。宇佐美氏は「精神面で寄り添い、選手が力を出せるようにサポートしたい」と抱負を述べた。

 15日付で就任。かじ取りを任された東京五輪では、形の男女と組手の男女各3階級を合わせた全8種目での金メダル獲得を目標に掲げた。日本発祥の競技だけに「日本の空手は世界から注目されている。模範になるように努力していきたい」と話した。


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