帰国の北角さん、悔しさにじむ 市民弾圧「伝えたかった」

ミャンマーでの収監から解放され、成田空港に到着し取材に応じるフリージャーナリスト北角裕樹さん=14日午後10時35分

 「ヤンゴンで起こっていることを伝えたかった」。市民らへの激しい弾圧が続くミャンマーで収監中だったフリージャーナリスト北角裕樹さん(45)が14日夜帰国し、成田空港で取材に応じた。解放への支援に感謝する一方、現場を離れざるを得なかった悔しさをにじませた。

 「多くの人が力を尽くしてくれた。お礼を言いたい」。半袖のTシャツ、マスク姿で成田空港に降り立った北角さんは報道陣を前に、疲れた様子ながらもしっかりとした口調で話した。

 「虚偽ニュース」を広めた罪で起訴、収監されていた北角さん。「取り調べの最中に机をたたかれ、『刑務所に入れる』と脅された」と明かした。


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