韓国首相に金富謙氏が就任 文大統領「最後の1年結束を」

14日、ソウルの韓国大統領府で金富謙首相(右)と並んで歩く文在寅大統領(聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国の金富謙・元行政安全相が14日、首相に就任した。論文盗作疑惑などが浮上していた林恵淑・科学技術情報通信相ら4閣僚も同日までに就任。文在寅大統領は任命状を授与し「金首相を中心に最後の1年、結束力を高めて団結してほしい」と求めた。文氏の任期は来年5月まで。

 金氏は14日、政府の新型コロナウイルス対策会議を主宰し「年内に国民が普通の日常に戻り、韓国の経済が強く、速く跳躍できるよう渾身の努力を傾ける」と強調した。

 文氏は当初、海洋水産相候補に朴俊泳氏を指名したが、妻が陶磁器などを違法に輸入した疑惑が浮上。朴氏は辞退に追い込まれた。


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