介護保険料、初の月額6千円超 高齢化進行、20年で倍増

厚生労働省(中央合同庁舎第5号館)

 厚生労働省は14日、65歳以上の高齢者が4月から支払う介護保険料の月額が全国平均で6014円となり、初めて6千円を超えたと発表した。制度が始まった2000年度は2911円で、約20年間で3千円以上増え倍となっている。高齢化の進行に伴い、介護が必要な人も増え、サービスが増大しているのが理由。

 厚労省は、今後も同様の傾向が続けば、団塊の世代が全員75歳以上となる25年度の保険料は6856円になるとの推計も公表。高齢者の負担を軽減する方策の検討が求められそうだ。

 65歳以上の保険料は、計1571の市区町村と広域連合ごとに決まり、3年に1度見直す。


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