H2Oの赤字、最大の247億円 コロナで来客大幅減

 阪急阪神百貨店の親会社、エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングが11日発表した2021年3月期連結決算は純損益が247億円の赤字(前期は131億円の赤字)となった。07年の同社の発足以降で最大の赤字額となる。新型コロナウイルス感染拡大による来客の大幅減少が響いた。

 売上高は前期比17・6%減の7391億円だった。新型コロナ流行に伴う百貨店の休業や時短営業で売り上げが落ち込んだ。新規感染者数が減少傾向となった時期は一時的に回復したが、再拡大などで主要店舗の来客が低水準にとどまった。訪日外国人の減少も痛手となった。


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