20年度の消費支出4・9%減 過去2番目、コロナ影響

1世帯当たりの消費支出増減率

 総務省が11日発表した2020年度の2人以上世帯の家計調査によると、1世帯当たりの月平均消費支出は27万6167円で、物価変動を除く実質で前年度比4・9%減となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、減少率は比較可能な01年度以降で2番目の大きさとなった。マイナスは2年連続だった。

 同時に公表した3月単月は、1世帯当たりの消費支出が30万9800円で、物価変動を除く実質で前年同月比6・2%増となった。増加は4カ月ぶり。新型コロナの緊急事態宣言が全面解除され、消費活動が活発になったことが影響した。

 前月比(季節調整済み)では実質7・2%増だった。


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