知事不正告発の議員拘束、ロシア 極東・沿海地方、口封じか

 【ウラジオストク共同】ロシア極東の沿海地方で2018年に実施された知事選を巡り、プーチン政権の支援で勝利したコジェミャコ知事の不正を告発した同地方議会のイシチェンコ議員(共産党)が10日までに、車を停止させた警察官を脅したなどとして拘束され、精神科病院に送られた。地元メディアが伝えた。拘束は口封じの可能性がある。

 イシチェンコ氏は2日、知事選から撤退すれば見返りに200万ドル(約2億2千万円)を支払うとコジェミャコ氏側から提案され拒否したとインスタグラムで暴露。知事の報道官は「たわ言」と一蹴した。コジェミャコ氏はプーチン大統領と関係が深いとされる。


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