台風2号、海面水温が高く発達 一時は「猛烈」勢力に

 沖縄の南を進んだ台風2号は一時、中心付近の最大風速が60メートルに達する「猛烈な台風」になり、中心気圧も4月の台風としては最も低い895ヘクトパスカルを記録した。海面水温が高かったのが強い台風が生まれた主な要因だ。梅雨や台風で雨が増える時期を控え、気象庁は警戒を呼び掛けている。

 2号は4月14日午前3時、太平洋のカロリン諸島で発生。同18日にはフィリピン沖で中心気圧が895ヘクトパスカルまで下がり、猛烈な勢力でゆっくりと北寄りに進んだ。その後は偏西風に流され、25日に日本の南で温帯低気圧に変わった。27日には北からの寒気と南からの暖気の影響で再発達した。


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