防護服で「母の日」祝う、大阪 1年ぶりに家族が特養で面会

カーネーションを手に母親に話しかける防護服姿の女性(中央)ら=7日午前、大阪府池田市

 新型コロナウイルスの影響で、高齢者施設の多くが入所者と家族らの面会を制限している。大阪府池田市の特別養護老人ホーム「オレンジ池田」では母の日を前に、防護服を着用した家族が約1年ぶりに面会を果たした。

 防護服「メディコン」は太陽工業(本社・大阪市)が病院や高齢者施設向けに開発した。排気口に高性能のフィルターが付けられ、飛沫が漏れることを防いでいる。

 同施設では昨年7月から面会を中止。端末を使ったオンラインに切り替えたものの、耳が不自由な入所者は会話がしづらかった。防護服を購入するなどの感染対策をし3月中旬から一日1組の面会を再開した。


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