相撲協会、応急講習会を開催へ 三段目力士の死去で

 日本相撲協会は30日、土俵上の応急対応処置講習会を5月7日に東京都墨田区の両国国技館で開くと発表した。土俵近くで業務に当たる審判部や警備担当の親方衆らが参加する。

 3月の大相撲春場所で土俵に頭部を強打した三段目力士、響龍の天野光稀さんが4月28日に急性呼吸不全のため28歳で死去。取組で負傷した力士が亡くなる極めて異例の事態となった。関係者によると、緊急時対応のため、土俵周りに医師を常駐させる提案が審判部内で出ているという。

 天野さんは負傷時にうつぶせで動けず、しばらくしてあおむけにされた。駆け付けた医師が土俵上で状態を確認。担架で運び出されて搬送された。


  • LINEで送る