群馬の山火事、消火続く 山中の住人男性1人不明

山林火災の現場上空から散水作業するヘリコプター=23日午前9時2分、群馬県みどり市

 群馬県みどり市東町沢入で22日発生した山林火災は、23日早朝に消火活動を再開し、陸上自衛隊のヘリコプター2機による上空からの散水と、地上からの放水が行われた。県警によると、山中で全焼した住宅1棟で1人の遺体が見つかった。住人の1人暮らしとみられる男性(72)と連絡が取れておらず、死因と身元の確認を進めている。

 桐生市消防本部によると、火の勢いは弱まっているが下草に燃え広がり、鎮圧のめどは立っていない。群馬県の要請を受けた新潟県防災ヘリも加わった。

 みどり市が24世帯に出した避難指示で、23日午前8時すぎの時点で、2世帯2人が集会所に避難している。


  • LINEで送る