東京の2週間後「感染2千人も」 変異株拡大で、専門家が試算

 東京都は22日、都内の新型コロナウイルス感染状況を分析するモニタリング会議を開き、都内の感染が関西で拡大する変異株「N501Y」にほぼ全て入れ替わった場合、2週間後に1日当たりの新規感染者が2千人以上となり、入院患者は6千人を超えるとの試算が示された。

 出席した専門家は、変異株に流行の主体が移りつつあるとし、爆発的な感染拡大へ厳重な警戒が必要だと指摘。「ゴールデンウイーク中に旅行や繁華街への外出で接触機会が増えれば、新規感染者は急速に増加する」と危機感を示した。

 小池百合子知事は会議後に報道陣の取材に応じ、「より強い対策が必要だ」と強調した。


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