コロナ治療薬、3例目を了承 リウマチ用のバリシチニブ

 厚生労働省の専門部会は21日の会合で、関節リウマチなどの薬として使われる「バリシチニブ」を、新型コロナウイルス感染症の治療薬とすることを了承した。国内で3例目の新型コロナ治療薬。酸素投与が必要な中等症から重症の患者に、抗ウイルス薬「レムデシビル」と併用して投与する。昨年12月、日本イーライリリーが申請していた。

 バリシチニブは関節リウマチやアトピー性皮膚炎の治療で使われ、免疫異常による炎症を抑える。米国では、肺炎を起こして酸素投与が必要な患者に、レムデシビルと併用することが既に認められている。

 日本ではこれまで、レムデシビル、デキサメタゾンが承認された。


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