JR西日本、6月から社員を出向 運転士も対象、旅客減で

 JR西日本は21日、今年6月から飲食店やホテルなどグループ外の企業に社員を出向させると明らかにした。運転士を含む全社員が対象。新型コロナウイルス流行で旅客が大幅に減少しており、余剰人員の雇用確保を図る。コロナ禍に伴うグループ外の企業への出向はJR東日本、東海、西日本の主要3社では初めて。

 まず200〜300人の規模での実施となる見通しだ。21日までに主要労組である西日本旅客鉄道労働組合(JR西労組)と合意した。社員の同意を得た上で最長2年間出向させる。

 運輸業界では、ANAホールディングスと日本航空が旅客減少を受けて企業や自治体に社員を出向させている。


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