三井住友FG、電通と連携へ 預金者向け広告で会社設立

 三井住友FGと電通グループが共同出資の新会社を設立する方針を固めたことが20日分かった。三井住友銀行の預金者らのスマートフォンに向けて広告を発信するサービスを予定し、2021年度中に業務開始を目指す。

 振り込みなどができる銀行のスマホアプリに広告を掲載することを想定。預金者の性別や年齢などを基に個人の興味に合わせた内容を表示できるため、広告効果を高められる期待がある。個人情報の取り扱い方については今後、詳細を検討する。

 新会社には三井住友FGが過半を出資する。金融庁の認可が必要な「銀行業高度化等会社」となるため、申請に向けた準備を進めている。


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