健康食品4製品から医薬品成分 厚労省、使用中止を呼び掛け

 厚生労働省は19日、インターネットサイトで国内向けに販売されている健康食品などの買い上げ調査で、強壮をうたった健康食品4製品から医薬品の成分を検出したと発表した。同省は健康被害が生じる恐れがあるとして、使用中止を呼び掛けるとともに、販売サイトに削除を要請した。

 同省は2019年12月〜20年3月、健康食品34製品と海外製医薬品50製品を購入して分析。健康食品4製品から副作用として頭痛やほてりなどを引き起こす医薬品成分を検出した。このうち、「黒砲ブラックガン60」から検出された成分量は、国内承認薬に含まれる成分の約3倍に上ったという。健康被害の報告はない。


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