台湾交通相の辞職承認 特急脱線事故で引責

 【台北共同】台湾行政院(政府)の報道官は15日、特急列車脱線事故の責任を取るとして林佳竜交通部長(交通相)が表明していた辞意を、蘇貞昌行政院長(首相)が承認したと明らかにした。蔡英文総統も林氏の辞意を受け入れた。運行再開が予定される20日に辞職する見通し。台湾メディアが伝えた。

 2日に発生した事故では49人が死亡、242人が負傷した。

 林氏は発生直後から「全責任を負う」と公言。4日には蘇氏に辞意を伝えたが、蘇氏は「事故の処理が最優先。(辞職は)時期尚早だ」と述べて慰留していた。復旧工事が順調に進んでいることから辞意を承認したとみられる。


  • LINEで送る