韓国、辞職の検事総長が急浮上 大統領選まで1年、世論調査

ソウルの検察庁舎で辞任のあいさつをする尹錫悦前検事総長=4日(聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国の文在寅大統領の後任を選ぶ次期大統領選が、1年後の来年3月9日に実施される。政権と対立し辞任した尹錫悦前検事総長が、次期大統領にふさわしい人物を問う世論調査で1位に急浮上し、動向が焦点となっている。知日派の李洛淵前首相は与党「共に民主党」代表を9日に辞任、出馬準備を本格化させる。

 世論調査会社リアルメーターの8日発表の調査では尹氏が約28%、北部京畿道(道は都道府県に相当)の知事で与党の李在明氏が約22%、李洛淵氏が約14%の順だった。

 尹氏に人気が集まる背景には最大野党「国民の力」に有力候補がいない状況がある。


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