2021年3月9日 12:20 | 無料公開
大原孝治被告
ドンキホーテホールディングス(現パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)に対する株式公開買い付け(TOB)を巡り、公表前に自社株の購入を知人の男性に勧めたとして、金融商品取引法違反(取引推奨)の罪に問われた同社前社長大原孝治被告(57)が9日、東京地裁(守下実裁判長)の初公判で「間違いない」と起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述などで「被告は知人と公私共に深い関係があり、尊敬や信頼を得たいと考えた」と指摘。事件以前から、知人に何度も未公表の内部情報を伝え、株の購入を勧めたとした。