高浜原発3号機が運転再開、福井 関電稼働、計2基に

関西電力高浜原発3号機=福井県高浜町

 関西電力は7日、定期検査中の高浜原発3号機(福井県高浜町)の原子炉を起動し、運転を再開した。昨年1月の定検入り以降、機器トラブルやテロ対策の「特定重大事故等対処施設(特重施設)」の完成遅れなどで、当初計画より運転再開が遅れた。関電で稼働中の原発は大飯原発4号機(同県おおい町)と合わせ2基となる。

 高浜3号機では昨年2月、蒸気発生器の伝熱管に傷が見つかり、4月の運転再開を延期。8月には特重施設が未完成のまま設置期限を迎え、運転できなくなった。施設は12月に完成したが、高浜4号機でも伝熱管に傷が見つかり、両基で原因を詳しく調べるため停止が長期化した。


  • LINEで送る