安保理議長声明案に「非難」明記 ミャンマー情勢巡り、中ロ抵抗

米ニューヨークの国連本部(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】ミャンマー情勢への対応を協議している国連安全保障理事会で、英国が理事国に提示した議長声明原案が6日、判明した。国軍によるクーデターや平和的なデモ参加者への暴力の行使を「非難する」と明記し、状況がさらに悪化する場合は「国連憲章の下で可能な措置を検討する用意がある」と警告する内容。共同通信が声明案を入手した。

 抗議デモへの弾圧で死傷者が増え続ける中、欧米諸国は国軍の行為を安保理として一致して非難し、国際的な圧力を強めたい考え。外交筋によると、常任理事国で拒否権を持つ中国とロシアは「非難」など踏み込んだ文言を含む声明案に難色を示している。


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