米施政方針演説が大幅遅れ 襲撃リスク、コロナも背景

 【ワシントン共同】バイデン米大統領による経済や外交の包括的政策を内外に示す施政方針演説が遅れている。開催条件に位置付けた新型コロナウイルス追加経済対策法案は5日、与野党の歩み寄りで成立のめどが立ちつつあるが、トランプ前大統領の支持者らが演説を標的に議会を再襲撃するとの懸念がくすぶる。会場となる議場での密集回避も課題だ。

 1月20日に就任する米大統領は2月に上下両院合同会議での初演説で施政方針を示すのが最近の通例。就任1年目の大統領が政策をアピールする場で、2001年のブッシュ(子)氏以降、2月に行われてきた。


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