コロナ休業支援、申請期限延長へ 厚労省、3月末で調整

 休業手当が支払われない労働者に賃金の8割を補償する「休業支援金・給付金」を巡り、厚生労働省は28日、1月末となっている昨年4〜9月分の申請期限を延長する方針を固めた。3月末までを軸に調整している。

 休業支援金は、新型コロナウイルス感染拡大で勤務先の指示を受けて休業した中小企業の労働者が対象となる。日額の上限は1万1千円で、短時間勤務の労働者も含まれる。郵送かオンラインで申請できる。

 厚労省は昨年10月、支給される対象を明確にした新たな指針を公表した。指針を踏まえ、準備に時間を要した人の申請期限を1月末としていた。野党からは延長を求める声が上がっていた。


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