2021年1月27日 05:06 | 無料公開
ロシア極東の沿海地方で捕獲されたアムールトラ(アムールトラ・センター提供・共同)
【ウラジオストク共同】ロシア極東の沿海地方ダリネレチェンスクの村に出没し昨年12月に捕獲された絶滅危惧種のアムールトラ(シベリアトラ)が27日までに、野生に返された。村近くのごみ捨て場に群がる犬を襲い施設で保護されていた。
保護施設アムールトラ・センターによると2〜3歳の体重100キロの雌で、四つの村で犬を襲った。専門家チームが捕獲し、健康状態や村に出没した背景を調査。無許可でごみが埋められた村周辺の林に犬が集まっていたことから、施設のアラミレフ所長は「手軽な獲物を前に我慢できなかったのだろう」と話した。