2021年1月26日 11:56 | 無料公開
2021年春闘交渉のポイント
経団連は26日、主要企業の経営者や産業別労働組合の代表らが参加する「労使フォーラム」を東京都内で開き、2021年春闘が事実上スタートした。新型コロナウイルス禍で企業の経営環境が悪化しており、リンパ腫治療で欠席した経団連の中西宏明会長はメッセージを寄せ「事業継続と雇用の維持が最優先」との見解を表明した。春闘は働き方改革などもテーマになるが、14年から続いた賃上げの勢いは鈍化が避けられそうにない。
今春闘で、連合は基本給を底上げするベースアップ(ベア)を2%程度要求しているが、中西氏はこの日のメッセージで雇用維持などの重要性を強調した。