韓国22年ぶりマイナス成長 昨年、コロナで1%減

ソウル市内の公園を自転車で行き交う人たち=24日(AP=共同)

 【ソウル共同】韓国銀行(中央銀行)が26日に発表した2020年の国内総生産(GDP、速報値)は、物価変動の影響を除く実質で前年比1・0%減だった。聯合ニュースによると、マイナス成長はアジア通貨危機の影響を受けた1998年以来、22年ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大による民間消費の減少が響いた。

 昨年上半期に前年比減で推移した後、下半期は増加に転じたものの通年では減少となった。ただ、洪楠基・経済副首相兼企画財政相は26日、フェイスブックで、減少幅は他の先進国よりはるかに小さかったとし「韓国経済が危機に強い経済であることを改めて立証した結果だ」と述べた。


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