大津いじめ自殺、賠償命令が確定 元同級生2人に400万円

大津市内で記者会見する自殺した生徒の父親=25日午後

 2011年に自殺した大津市立中2年の男子生徒=当時(13)=の両親が、元同級生によるいじめが原因だとして損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(小池裕裁判長)は両親の上告を退ける決定をした。21日付。いじめと自殺の因果関係を認め、元同級生2人に計約400万円の支払いを命じた二審大阪高裁判決が確定した。

 生徒の父親が原因究明を求めて活動し、学校にいじめがあった際の調査を義務付けるいじめ防止対策推進法の成立につながった。

 両親は元同級生のほか大津市にも賠償を求め、既に和解が成立している。


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