ポルトガル大統領選始まる 現職優勢、極右躍進に注目

 【ロンドン共同】ポルトガルで24日、大統領選の投票が始まった。中道右派の野党、社会民主党の元党首で、2期目を目指す現職レベロデソウザ大統領(72)が優勢。多くの欧州諸国と異なり極右やポピュリズム勢力の目立たなかったポルトガルで、極右的な政策を掲げる新興政党候補の躍進にも注目が集まる。

 行政の実権は首相にあるが、大統領も議会解散や非常事態の宣言といった権限を持ち、一定の影響力を及ぼすとされる。任期は5年。投票は24日夜(日本時間25日未明)までで、即日開票される。

 レベロデソウザ氏は複数の世論調査で60%前後の支持を獲得、ほかの候補に大差をつける。


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