福島高専がロボコン最優秀賞 原発の廃炉作業想定し競う

「廃炉創造ロボコン」で最優秀賞に選ばれた福島高専のロボット

 高等専門学校生が、東京電力福島第1原発の廃炉作業に使える自作ロボットの技を競った「廃炉創造ロボコン」の審査結果が24日発表され、福島県いわき市の福島高専のチームが最優秀賞に選ばれた。全国13の高専から14チームが参加した。

 原子炉建屋から溶融核燃料(デブリ)を取り出す作業を想定し、遠隔操作でデブリに見立てたボールなどを回収する早さや正確さを競った。新型コロナウイルス感染防止のため、審査員は各チームが提出したロボットの動画で性能を審査した。

 福島高専のロボット「メヒカリ」は、デブリの形状に応じて回収方法を変えられる点が高く評価された。


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