NZの市長「謝罪必要だった」 地震ビル倒壊で日本遺族に

オンライン取材に応じたニュージーランド・クライストチャーチ市のダルジール市長=20日(共同)

 【シドニー共同】2011年2月に起きたニュージーランド地震の被災地クライストチャーチ市のダルジール市長は24日までに共同通信のオンライン取材に応じ、日本人28人を含む115人が死亡したビル倒壊を巡り、昨年日本を訪れ日本人遺族に謝罪したことについて「しなければいけないことだった」と振り返った。「市長在任中の最も重要な場面の一つとして私の記憶に残るだろう」とも述べた。

 倒壊したビルは設計に欠陥がありながら市が建築を許可。警察が捜査したが「証拠不十分」で立件を断念した。地震後に市長に就任したダルジール氏は「何としても遺族に謝りたいと思っていた」と話していた。


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