3人死亡の伯備線事故から15年 鳥取、JR「二度と起こさない」

JR伯備線事故から15年となり鳥取県日野町で行われた献花式=24日

 鳥取県江府町のJR伯備線で保線員3人が特急にはねられ死亡した事故から15年となる24日、同県日野町にある3人の元職場で献花式が執り行われた。参列したJR西日本米子支社の牧原弘支社長(58)は「当時の生々しさを感じ、二度と起こさないことを再確認した」と話した。

 牧原氏ら支社幹部11人が1分間黙とうして犠牲者の名前を読み上げた後、白菊を手向けた。新型コロナ感染拡大のため今年はJR西本社幹部は参列を取りやめ、支社のほかの幹部らは分散して献花に訪れた。

 事故は2006年1月24日に発生。岡山発出雲市行きの特急スーパーやくも9号にはねられ、作業中の3人が死亡した。


  • LINEで送る