米、中国に台湾への圧力停止要求 バイデン政権、強硬路線を維持

 【ワシントン共同】米国務省のプライス報道官は23日、中国が台湾を含む近隣国・地域を威嚇しようとしていると懸念を示し、台湾に対する軍事、外交、経済的な圧力を停止するよう中国に求める声明を発表した。台湾との関係強化も表明した。20日に発足したバイデン政権が台湾支持の継続を打ち出した形で、中国の反発は必至だ。

 対中強硬路線を取ったトランプ前政権は台湾との関係を強化。バイデン政権の国務長官候補ブリンケン元国務副長官は19日、人事承認に向けた上院公聴会で強硬路線を維持する考えを示し、台湾について「より世界に関与することを望む」と述べていた。


  • LINEで送る