療養中自殺リスク「見極め困難」 東京の30代女性、保健所に不安

 東京都は22日午後、新型コロナウイルスに感染して自宅療養中に自殺した30代女性について、保健所による健康観察の際に不安を感じている発言があったと明らかにした。具体的な内容は説明していない。担当者は「一般的に感染者は不安を抱えており、自殺のリスクを見極めるのは難しい」との見解を示した。

 女性は「娘にうつしてしまったのではないか」と思い悩む内容のメモを残していた。都によると、今月に入って家庭内での感染が判明。発熱や喉の痛みがあり、基礎疾患がなく軽症のため自宅療養となった。健康観察では入院に至る体調の悪化がなく、亡くなる前日まで連絡が取れていたという。


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