マツダ労組ベア要求見送り 業績悪化で8年ぶり

 マツダ労働組合は22日、2021年春闘でベースアップ(ベア)に相当する要求を見送る方針を明らかにした。13年以来8年ぶりで、新型コロナウイルス感染拡大による業績悪化を考慮した。定期昇給の確保と年間一時金(ボーナス)実質5カ月分を要求する。

 マツダは感染拡大による販売不振で、21年3月期の連結純損益が900億円の赤字になる見通し。マツダ労組は「例年になく厳しいことは十分に認識している。労使で十分な議論が尽くせるようあらゆる手段を講じたい」とコメントしている。


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