国の五輪予算3959億円に増 コロナ対策などで大幅追加

東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムの国立競技場=21日(共同通信社ヘリから)

 政府は22日、2021年度当初予算案までに計上した国の東京五輪・パラリンピック関連予算が計約3959億円に上ると発表した。20年度当初予算までをまとめた約1年前の前回発表時は約2777億円だったが、大会の1年延期に伴う追加経費や、新型コロナウイルス感染症対策により、大幅に費用が膨らむ形となった。

 大会組織委員会と東京都、政府は、昨年末の時点で大会開催経費を1兆6440億円としており、国の負担は国立競技場の整備費やパラ経費などの計2210億円となっている。

 今回の発表は、この枠外で計上している競技力向上関連の費用など、各省庁の関係予算も含めたものとなる。


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