3月の電気料金、7社が値上げへ LNGの価格上昇、ガス4社も

 大手電力10社のうち、中部電力など7社が3月の家庭向け電気料金を値上げする見通しであることが21日、分かった。火力発電の燃料に使う液化天然ガス(LNG)の価格が上がったため。大手都市ガス4社も、原料のLNGの価格上昇を受け全社値上げする。

 2月と比べ標準的な家庭の電気料金の値上げ幅が最も大きいのは中部電力の96円。東京電力は83円、関西電力は52円、東北電力は46円、中国電力は26円と続く。九州電力は25円、四国電力は5円となる。北海道電力、沖縄電力、北陸電力は値下げの見通し。各社で燃料の使用割合が異なるため、LNGへの依存度が高い会社は料金が上がる。


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