年末年始の山岳遭難23件 過去5年で最少、外出減り

 警察庁は21日、年末年始(昨年12月29日〜今年1月3日)に全国で発生した山岳遭難は前年同期比14件減の23件、遭難者数は14人減の38人で、いずれも過去5年で最少だったと発表した。うち死者が1人、行方不明者が1人、負傷者が9人。27人は無事救出された。

 同庁は「新型コロナや記録的な大雪で、外出を控えた人が多かったのではないか」と分析している。

 都道府県別の遭難件数は、最多が北海道の3件で、群馬、神奈川、山梨、静岡、三重、兵庫の2件が続いた。埼玉では、両神山(1723m)の山頂付近で2日、40代の女性が死亡しているのが見つかった。滑落したとみられる。


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