障害児死亡、検審申し立てへ 川崎の施設、不起訴不服と遺族

 川崎市中原区の障害児支援施設「川崎市中央療育センター」で2016年12月、短期入所中の男児=当時(9)=が死亡した事故で、横浜地検川崎支部が業務上過失致死容疑で書類送検された20代女性職員を不起訴とした処分を不服として、遺族が近く検察審査会に審査を申し立てる方針を固めた。20日、関係者への取材で分かった。

 事故は16年12月26日、重度の知的障害があった清水正和君に、職員が添い寝をしている時に発生。神奈川県警は職員が清水君の口や鼻をふさいだ状態にしてしまい、窒息死させた疑いがあるとして、19年11月に書類送検し、昨年6月に不起訴となった。


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