2021年1月20日 17:22 | 無料公開
20日、台湾北部・桃園市の南門市場で消毒する当局者(中央通信社=共同)
【台北共同】台湾北部・桃園市で新型コロナの院内感染が発生し、感染者が事前に立ち寄った市場で20日、大規模な消毒作業が行われた。同市は来月10日からの春節(旧正月)休みに予定されていた大型行事の中止を決定、台湾全土で行事取りやめの動きが拡大している。
台湾当局は12日に桃園市の病院の医師と看護師の感染確認を発表。20日までに接触した他の医師や看護師、その家族ら計10人の感染が判明。台湾はこれまでコロナを抑え込んでおり、対策を管轄する陳時中衛生福利部長(衛生相)は「大きな試練」に直面していると危機感を表明した。
台湾の感染確認は累計870人、死者は7人。