兵庫・丹波、商品券2万円を否決 市長が当初「現金5万円給付」

 兵庫県丹波市議会は18日の予算決算常任委員会で、市内で使える2万円分の商品券を全市民に支給するための事業費約13億円を盛り込んだ補正予算案を賛成少数で否決した。

 補正予算案は、昨年11月の市長選で新型コロナウイルス感染拡大を受けた経済支援策として「現金5万円給付」を掲げ当選した林時彦市長が、方針を変えて議会に提出していた。市議からは「現実的ではない」「思慮が足りない」などと批判が相次いでいた。

 補正予算案では、国の地方創生臨時交付金の約5億7900万円や、2〜3月に実施予定の水道料金減免を中止して捻出する8400万円などを財源とする予定だった。


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